先週の土曜日(8月24日)、札幌芸術の森美術館で開催されていた「ほっかいどう大マンガ展」というのを見に行ってきた。
漫画には特にこれといった興味はあまりないのだが、なにせ妻が大のマンガ好きで行くことになった。
北海道出身の漫画家たちの原画がたくさん展示しており、圧巻であって。
新旧の作家たちの原画の違いもなかなかおもしろかった。
特に、最近の作家の原画は吹き出しは空白になっており、後で吹き出しの文字を印刷したものを貼り付けるという手法のようであった。
昔の作家の原画は、予想通り、吹き出しに直接鉛筆!?で文字を書き込んであった。
このひとつをとっても、時代の流れを感じずにはいられない。
また、最近のマンガはとても緻密な描画であり、そのテクニックには驚かされた。
中にはコンピュータCGを駆使したマンガまでもあった。
ただ、古い人間としてはやはり昔の若干雑ではあるがある種の感情的なような目に見えないものが紙面上に流れ出ているようでゾクッとさせられたりもした。
また、こんなにも大勢の漫画家が北海道から世に出ていることには驚いてしまった。
雪国なので冬の間に描いていたのであろうか。
ひと通り展示場を見回し帰ろうとしたら、大雨が降っており、しばらくやむのを待っていたら、漫画本を読むことのできる特設会場で妻が真剣に漫画本を読みあさっていた。
きっと、予期せぬ雨に感謝していたことだろう。
雨は、夕立のようにすぐに上がり、妻はちょっぴり残念がっていたようだ。
まだ漫画本を読み足りなかったのであろう。
予想に反して、楽しいひと時であった。
もちろん、妻は大喜びであった。
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