火曜日, 7月 17, 2007

快感.

訓練中のグローブ
6月末、唐突に普通自動二輪の教習所に入校する.
10代のころからずっと取得しようと思いながら4輪免許を取ってしまったので、のばしのばしに...

気がついたら、40を超えて数年...
この歳で、身体で覚える技術を身につけられるのか?という疑問が瞬間頭をよぎったが、勢いで、入校.

翌日から、早朝技能訓練の開始.
日中はもちろん仕事なので、教習は早朝しかない.
ただ、早朝はやっぱり気持ちが良い.

教習初日、CB400をちょっと左右に揺らしただけで、転倒.
ついでに、自分の身体も右側に転がる.
まずは、受け身から必要だと感じる.
もちろん、バイクにまたがってもいない.

この初回転倒でいろんなものが吹っ切れたようだ.
たとえば、プライドとか.
だから、教習をおもいっきり楽しもうとポジティブシンキングにスイッチング.

鬼門はどこにでもある.
ボクの場合は、一本橋だった.
渡ってやるという粘りなんて全くなく、何故か橋にさしかかる前に、みずから、避けてしまう.
他の課題はスムーズにクリアできたが、一本橋だけがダメだった.
最後まで成功率は15%ほどだった.

ただ、みきわめの時は偶然うまくいき、何とか補講なしで検定に.
(これは、検定で泣いてねとういことみたいだった)

検定当日、その前まで東京出張で疲弊しきっていたので、集中力散漫.
しかも、山をかけた検定コースが外れたので、慌てて、コースを覚える.
検定順番は2番目.
1番目のひとをみてコースイメージをつけようと思ったが、その方、危険運転で途中で検定中止...
しかたがない.
すぐに、準備して、いざ、スタート.
後ろから、検定車がすごい勢いで追いかけてくる.
ちょっとプレッシャー.
8の字、クランク、坂道、急制動、スラローム.
スムーズにクリア.
そして、一本橋.
一本橋を前にして、停止.
「落ちるな...」瞬時にして判断.
落ちたら検定中止なので、1速ハンクラで勢いよく橋に上る.
2/3くらいまで、アクセルオン...
かなり早いと思い、後ろブレーキ.
でも、アクセルは開いてハンクラで進む.
無事、通過.でも、タイムは4.5秒...
マイナス15点の減点.でも、検定中止じゃないのでチャンスはある.
その後は、踏切、障害物とか簡単な課題ばかりで難なくクリア.
そして、最後、停車手順通りで終了のはずだった.
停車コースに入ったら、左側に何故か4輪の検定車がいっぱい...
迷わず、それらの検定車を追い越そうとしたら、後ろからクラクション.
追い越し禁止だった ...あわてて、後ろについて、停車位置までゆっくりと進む.

検定終了後、検定員から、一言.
「危険運転ギリギリ...一本橋、危なかったね.全体的に細やかな配慮が不足してるから、気をつけるように」

これは、無理かと思っていたら、何と合格.

帰り際、教習で無理矢理みきわめをOKしてくれた主任教官に挨拶.
教官曰く、
「本番にだけは強いんだね( ̄ ̄ー ̄ ̄)ニヤリ、気をつけて走ってね.そして、カッチョよくライディングするように」

ほんの、17時間の訓練だったが、楽しかった.
そして、身体で覚えることがまだできることに、ある種の快感を覚えた.




検定の時の新しいグローブ

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