水曜日, 4月 18, 2007

心地よい不協和音

セロニアス・モンク.
ボクが中学生の時にはじめて聴いた Jazzのアルバムが、この飛行機のモンクのジャケット、「Solo Monk」だ.
それから、モンクのアルバムをいろいろと聴いたが、いつも、この飛行機のジャケットのアルバムに戻ってくる.

意図的に不協和音の鍵盤を叩き、ギリギリのラインで壊さずに逆に心地よく空気を震わす.
ハッピーな気分、哀しい気分、モンクの弾くピアノはいろんな気分にさせてくれる.
だが、どれも心地よいことにはかわらない.
モンクはソロピアノがとても似合う.
もちろん、有名なアルバムは彼がリーダーのバンドでの音楽だ.
モンクのソロは、あまり多くはないが、ほとんどが心地よい演奏だ.

変人、奇人、モンクは生前はあの不協和音のせいで、嫌われていたようだ.
死後は、天才になっていた.
生きてるひとは、勝手だ.

モンクは、晩年、妻とふたりだけでほとんど外に出ることはなかった.
伝記を読んでもモンクの晩年の十数年は謎になっている.

録音なんて気にせず、妻と自分だけのために、モンクはピアノを弾いていたかもしれない.

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